基本情報技術者試験の資格についての情報を掲載していきます。
2011.11.4 トップページを作成しました。随時情報を追加していきます。
情報処理技術者試験の一つ。
Fundamental Information Technology Engineer Examination、略号FE。
情報処理技術者試験制度のスキルレベルの4段階中レベル2に当たります。
ちなみに、2000年度(平成12年度)までの名称は
「第二種情報処理技術者試験」であったことから「二種」ないし「旧二種」という呼び方をする人もいます。
個人的な意見ですが、もともとの名称である
「第二種情報処理技術者試験」のままで良かったのではと思います。
「基本情報技術者試験」では、その名称から、あくまで基本であり、
あまり専門的な知識を必要とするイメージを持たれないので
実際に試験を受けていない人/合格できていない人 からも
低い評価を受けてしまっているように思います。
試験時間150分。
四肢択一式(マークシート使用)で80問出題され全問解答。
1問あたり1.25点で素点形式で採点され60点以上で午前試験は合格となります。
問1-問50:
テクノロジ系(コンピュータ科学基礎・ハードウェア・稼働率・ソフトウェア・論理回路・データベース(SQL、正規化)・ネットワーク・セキュリティ・設計)
問51-問60:マネジメント系(DFD・開発規模、工数など)
問61-問80:ストラテジ系(全体計画立案・業務改善・契約タイプ・経営戦略・ABC分析・利益や費用の計算・関係法規など)
テクノロジ系やマネジメント系が中心であったものに
ストラテジ系が20問と、割合が大きくなりました。
ネットワーク、データベース、アルゴリズム、コンピュータ理論などのシステム開発寄りの内容ではないので
午前問題に関しては、やや簡単になったかもしれません。
試験時間150分。素点形式で採点され60点以上で合格。
各問題の配点は公開されません。
問1-問7:7問から5問を選択(各問ともに12点配点と予想します。あくまで予想。)
ハードウェア、ソフトウェア、データベース、情報セキュリティ、ネットワーク、ソフトウェア設計、プロジェクトマネジメント、経営・関連法規などの7問から5問を選択。
問8:解答必須(20点配点と予想します。あくまで予想。)
擬似言語と言われる簡略化されたコンピュータ言語を用いた応用問題(必須解答)。
問9-問13:5問中1問を選択(20点配点と予想します。あくまで予想です。)
C言語、COBOL、Java、アセンブラ、表計算のうち1問を選択する。
いずれも(表計算の問題も含め)論理的思考力を要求される。
上記のとおり、
問1-問7から5問を選択、問8のみ必須、問9-問13のうち1問を選択します。
擬似言語問題とコンピュータ言語問題の出題はそれぞれ1問のみ。
複数選択した場合は、若い番号の問題が採点対象となります。
たとえば、問9-13の中から問9と問10の両方を解答した場合、問9が採点対象となります。
マークシートにある言語選択の欄を塗りつぶしていない場合は
当該問題を回答しても採点されないため注意が必要です。
2005年度(平成17年度)から
国または情報処理推進機構が認定した講座の修了者は修了日から1年間、午前の科目が免除されます。
情報系ないし理系の大学、学部、専門学校に進学している人であれば
学生のうちに取得できる人もいると思います。
しかし、それ以外の大学、学部、専門学校を卒業し、仕事をしながら本試験を合格するには
かなりの時間、勉強しないと合格ラインにはたどり着きません。
通勤時間中の電車、休日の勉強や就寝前の少しの時間なども惜しみながら
勉強していく必要があります。
難易度は決して低くありませんが
そのことが市場からも一定の評価を下されている理由でもあると思います。